身の回りに吃音症の人がいたりすると少しばかり困惑するかもしれません。
話し方が独特なため、これは触れていいものなのかの判断もつきませんよね。
そこで今回は吃音症の当事者である私が、体験してきたことを元に「こうしてもらえたら嬉しい」と思う接し方と、「できればしてほしくない」と感じる接し方をお話していこうと思います!
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特別扱いせずに普通に接してくれればOK!
はい、このままの意味です(笑)
特に深く考えずに普通に接していただければ嬉しいです!
そう思う人も中にはいるかもしれません。
しかしどもりの当事者からしたら、変な目で見ることもせずに会話をし、最後まで話を聞いてくれるだけで本当に感謝なんですよ。
「自分がこんなにどもってるのに気にせず会話してくれてる!」となるんです。
特にこの"最後まで話を聞いてくれる"という部分が重要で、どもってなかなか言葉が出てこなくても急かしたりせずに聞いてくれると、「この人は理解してくれる人だ」と安心感を抱けます。
理解してくれる人と話していると、こちらはどもることを恐れずに言いたいことを言うことができるため、自ずと口数も増えて明るく振る舞うことができます!
そのため、どもっていても最後まで話を聞いて普通に会話をしてくれれば当事者としてはありがたいんです!!
吃音者に対するNGな接し方は?
健常者からしたら吃音の人は「話し方が普通とは違う」という状態だと思うので、色々と対応に困る場面があるかもしれません。
なので吃音持ちの私が思う、できればやってほしくない接し方を二つ紹介しておきます!
できればやめてほしいこと!
園児などと同じ接し方
何度もどもりをいじる
個人的にはこの二つは避けてほしいです・・・。
その理由などをつらつらと書いていきますね。
園児などと同じ接し方
これは本当に苦手なんです。
相手からしたら「気を使ってあげてるじゃん!」と思うかもしれませんが、当事者からしたら劣等感を感じます。
なんか一人の大人として見られていない感じがしてしまうんですよね~・・・。
こちらがどもりながら話している時に相手が無理して笑顔を作っていたり、相槌の仕方を園児相手の時のようにされてしまうと、うまく話せない自分が情けなく感じてしまい涙が出てくることがあります。
なので無理して気を使ってもらわなくて大丈夫です!
何度もどもりをいじる
これは吃音持ちの人への接し方としては絶対NGと言ってもいいと思います。
中には「自分はいじられキャラとして生きていく!」と強く心に決めている人もいるかもしれませんが、それはごく稀です(笑)
吃音症は言語障害の一つなので、少なくともプラス要素ではありませんよね?
なのでこのマイナス要素である吃音を何度もいじられてしまうと、当事者は本当に辛くて悲しくなります。
私自身、学生の時に毎回どもりをいじってくる友達がいましたが、居心地がかなり悪かったのでその人とは自分からは関わらなくなりましたね~。
向こうからきてしまったときは仕方なくいじりに耐える日々でしたけどね・・・(笑)
そうです!いじらないのが一番ですけど、やはりどうしても会話をしてて気になってしまう場面がありますよね?
空気がすごく重たく感じてしまったりして。
そんな時は少しだけいじってみてもいいかもしれません!
ですが、いじり方次第ではこちらも傷つくので言葉は選んでください(笑)
個人的にはこのようないじりを1、2回するのはいいと思います!
一言のみのいじりで尚且つすぐに切り替えをしてくれているのでこちらとしては助かります。
一方で「もっとゆっくり話せよ(笑)」や真似をしてきたりするのはちょっとしんどいのでお手柔らかにお願いします。
しかしいじっても大丈夫そうな人というのも限られてくると思うので、そこはその人のタイプによって判断していただければと思います!
まとめ
いかがでしたか?
吃音症の人と関わる機会は滅多にないかもしれませんが、もしも関わる機会ができたとしたら、今まで通りに普通に接していただければと思います!!
特に気を遣わないで接してくれたほうが当事者にとっても嬉しいですしね。
健常者も吃音持ちの人も安心して生活できるよう、もっと吃音症が世間に認知される日がくることを願っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。